先月、和歌山県の岸本周平知事が急逝されるというニュースがあり大変驚きました。
岸本知事は68歳、亡くなられる2日前には大阪・関西万博の開幕セレモニーに参加されていました。
死因である「敗血症性ショック」について調べてみました。
細菌などに感染して呼吸困難や意識障害などに至る「敗血症」が、重症化することで陥るショック状態を指し、高齢者など免疫機能が低下している人の発症リスクが高い特徴があります。
敗血症は、肺炎球菌や黄色ブドウ球菌などの病原体が肺や腹腔内などに感染し、全身に及ぶことで、呼吸困難や頻脈、意識障害などを引き起こします。
さらに進行すると、血圧が急激に低下して全身へ送られる血液量が減少し、ショック状態になります。
この状態になると、多臓器不全や心不全が起こることがあります。
高齢者や新生児、妊婦のほか、がんや糖尿病などの慢性疾患がある人など、免疫機能が低下している場合、敗血症から敗血症性ショックを引き起こすリスクが高くなるとされます。
現在、敗血症や敗血症性ショックによる日本国内の死者は年間10万人以上と推定されています。
コロナ禍以降よく言われるようになった事ですが、基礎疾患がある方は注意が必要です。
また、循環器系の苦情を訴える人が増加していますので、日ごろからのケアと予防がとても大切です。
嵐山店 みさお
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