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安藤漢方薬局ブログ

2024年 2月

ストレスにも麝香

ストレスと一言でいっても、受験やプレゼン発表などの分かりやすいものと、人間関係や日常生活がからむ悩みなど分かりづらいものがあります。

現代人には何かしらのストレスがつきものです。

「どうしよう」と考えると血の巡りが悪くなります。

また「どうしよう」は、お腹が痛い、下痢、便秘、頭痛、肩こり、動悸、うつ、不眠など全身になんらかの悪影響を及ぼすことがあります。

そんなときの強い味方は動物生薬の麝香です。

独特の香りで、その香りにも薬効があるといわれています。

気持ちを落ち着かせ、気の流れをよくして血・水の巡りをよくする芳香性開竅作用があるとされています。

自律神経の乱れや精神的な興奮はコントロールが難しいため、あきらめてしまっている方も多いと思います。

麝香は気持ちのお助けができる生薬です。

まず少し気持ちを落ち着かせてから、ストレスの根源とどう向き合うか考えましょう。

                             嵐山店 ひかり

自己免疫疾患、糖尿病、免疫低下のご相談は、京都市 西京区 安藤漢方薬局

予後が大事

コロナウイルスに感染した人はしなかった人と比べて、その後に疲労感が現れるリスクが高くなるという研究結果が発表されたそうです。

疲労感は後遺症の中でも頻度の高い症状で、改めて感染予防の重要性を指摘した、とあります。

ですが、過度な感染対策によって免疫力が下がり、そのことによって発症する病気が増えているという指摘もあります。(RSウイルス感染症や溶連菌感染症など)

過度な感染対策を呼び掛けると、罹患した人が罪悪感にさいなまれるのではないかと以前から心配していました。

感染、発症しても素早くお手当をすることで、症状を改善し、後遺症を残さず回復することが可能です。

罹患後、陰性となってもいつまでもだるさがとれなかったり、グズグズと症状が残っている場合は、漢方や自然薬でのお手当てをおすすめします。

LEM(椎茸菌糸体抽出物)、紫華栄、牛黄製剤、松寿仙などが有効です。

後遺症とならないためには、速やかなお手当てがとても大切です。

当店までお気軽にご相談下さい。

                            嵐山店 ひかり

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バランス

「病は気から」という言葉があります。

その言葉が正しく理解されているのかな、と疑問に思うことがあります。

「その人自身が弱いから」というような意味で、使われる場面に出くわしたことがあるからです。

「気」というものは他者が決めつけるものではありません。

漢方医学は、体は「気・血・水」の3つの要素でなりたっているという考え方を大切にします。

「気」は目に見えない生命の根源的なエネルギーといったもので、元気・気力・気合の気です。

「血」と「水」は、どちらも体内を巡る体液で体を潤して栄養を与えます。

赤い色が「血」、無色が「水」、現代で意味する血液と水分と考えるとわかりやすいと思います。

気・血・水は、元をたどれば「万物は気によってできている」という東洋の考え方が大前提にあり、血も水も気から変化したとされています。

しかし、気だけが充分あれば良いのかというとそうではありません。

3つのバランスが乱れると「冷え」などの不調が生じます。

「冷え」は未病の代表的な症状です。

「未病」とはまだ病気になっていない状態、病気と健康の間を意味します。

検査数値などに問題はなく、病気ではないけれど、痛みやつらさ、不快感などの自覚症状を抱え悩んでいる人が少なからずいらっしゃいます。

このような不調の症状は、個人的な感覚なので、第三者は共感しづらく、職場や家庭内でも理解を得られずに抱え込んでしまいがちになります。

思いやりのある社会になれば、つらさを抱えている人が少しでも減るのではないでしょうか。

悩みを抱えておられる方に、寄り添えるお店でありたいと思います。

                             嵐山店 ひかり

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子宮内膜症

生理に伴う不調や生理痛のご相談は店頭でも多く、子宮内膜症との診断をうけて来店されるケースも増えています。

現在、子宮内膜症は生理のある女性の10人に1人が発症しているといわれています。

子宮の内膜を覆う子宮内膜は、毎月、妊娠に備えて増殖して厚くなり、妊娠しないと血液とともに月経血として体外に排出されます。

ところが、月経血が子宮内を逆流して、卵巣の表面、直腸や膀胱と子宮の間などの子宮以外の場所に小さな固まりになって付着することがあります。

そうした状態が続くと、子宮内膜に似た組織(子宮内膜症組織)が、子宮内膜以外の場所に増殖してしまいます。

実は、月経血の逆流は、90%以上の女性に起こっていますが、必ず発症するわけではありません。

発症する人としない人のどこに違いがあるのかははっきりしていません。

子宮内膜症の症状をセルフチェックしてみましょう。

「激しい生理痛」「以前より生理痛がひどい」「痛み止め(鎮痛薬)が効きにくい」「痛み止め(鎮痛薬)の量が増えてきた」「生理の時以外にも腹痛がある」「排便時に痛みがある(排便痛)」「なかなか妊娠しない」などの症状が現れます。

また、月経血の逆流が原因であるため、生理の回数を多く経験するほど発症のリスクが増えます。

そのため、最近の「初経の低年齢化」「初産年齢の高齢化」「妊娠・出産回数の減少」もリスクになります。

初経の低年齢化の要因はいくつかありますが、成長過程の栄養状態が良くなっていることと、それに伴って思春期の身長や体重が増していることなどが考えられます。

この様に現代人は昔の人に比べて、生理の回数が多くなっています。

発症した場所では、子宮内膜症組織が増殖することで生理のたびに出血や炎症を繰り返します。

そのような炎症は、子宮を強く収縮させるプロスタグランジン(痛み物質)という物質の分泌を増やし、強い生理痛の原因になります。

また、子宮内膜症組織と子宮周辺の臓器の癒着による引きつれや炎症によっても痛みが起こります。

痛みは、内臓の神経を介しているので、下肢部全体の痛みや腰痛として感じられます。

また、子宮内膜症組織が直腸と子宮の間にできると排便痛や性交痛が生じます。

子宮内膜症でも、軽症であれば自然に妊娠ができますが、卵管の周囲に癒着が起こると、卵管が卵子を取り込めなくなって、受精ができなくなります。

また、癒着が無くても炎症があるだけで子宮の環境が悪くなり、妊娠しにくくなると言われています。

さらに、卵巣に子宮内膜症ができる「卵巣チョコレートのう胞」も不妊と関係があります。

現代医療の分野では発症する人としない人の違いがどこにあるのかはっきりしていませんが、冷えやストレスからくる免疫の狂いが関係しているのではないかと考えられます。

現代女性は、多産だった時代に比べると約10倍の月経回数を40年間過ごしているといわれます。

月経周期に伴って生じる女性ホルモンの変動に揺さぶられ続けているため、自律神経や免疫、メンタル面などにさまざまな影響、誤作動がおこっても不思議ではないといえます。

ホルモン療法によって不調や痛みの緩和をされている方も多く、婦人科では症状の重い人には積極的にホルモン療法をすすめています。

ホルモン剤の服用でコントロールできることはとても便利で有難いことですが、それは根本的な治療とはいえません。

当店では、血質・血流を改善し、免疫の力を整えて正常細胞を活性化することで子宮内膜症を克服された症例がございます。

ぜひ、ご相談ください。

                             嵐山店 ひかり

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春っぽくなってきたかな?

朝の散歩で清凉寺に行ってきました。

往復で約5000歩の距離です。

お寺に着いてお参りしていると、どこからか鳥の声が聞こえ行ってみると、梅が咲いているのを見つけました。

鳥の写真も撮りたかったのですが、気づかれて飛んで行ってしまったようです。

                             嵐山店 ひかり

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節目

先日、松尾大社の節分祭に行ってきました。

まず、鬼の神楽がありました。

鬼のお面も一体一体違った顔と、装飾の違った衣装で面白かったです。

顔が怖かったので、小さな子どもにはとても怖いと思います(笑)

その後豆まきがあり、袋に入った豆とみかんがまかれました。

私は豆3袋しかキャッチできませんでした(;’∀’)

が、近くにいた親切な方がみかんを分けてくださいました。ありがたや(^-^)

太陰太陽暦では立春に最も近い新月を元日とし、新年の始まりであることから、一般的に立春の前日に節分の行事が行われるようになりました。

いにしえより「季節の変わり目は邪気が入りやすい」と考えられ、また「この時期(2月上旬)はまだ寒く体調を崩しやすい」ことから新年を迎えるにあたって、邪気を祓い清め、一年間の無病息災を祈る行事として追儺(ついな)という行事が行われてきました。

追儺は、元々は大陸より伝来し宮中でおこなわれていた行事でしたが、のちに民間でも、年の瀬と初めに厄鬼を祓い無病息災を祈願するで行事と結びついて節分祭となりました。

陰陽五行でもこの時期は、”温病(うんぴょう)”に留意するべし、といわれます。

温病とは、冬に寒気にあてられてすぐ発病することなく、春の温暖の陽気に誘発されておこる、さむけをともなわない熱病のことをいいます。

温病(うんびょう)の原因は冬の不養生とされます。

症状として多いのは、体中が熱し、頭痛し、嘔吐し、あるいは皮膚にかさを生じたりします、といわれています

全身の血を流し、余分な熱をとる作用のある動物生薬などをうまく取り入れて、元気に過ごしましょう(^^♪ 

                             嵐山店 ひかり

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2月 腸内細菌とアレルギー

2月になりましたね。

能登半島地震から1ヶ月経ちました。

被災された方々にとって平穏な日常が戻るには、まだまだ時間がかかりそうですが、少しずつ復興に向けて動き出している様子をテレビで見ると、ほっとします。

気温も少しずつですが、暖かくなってきたような気がします。

暖かくなってきたので動き出したくなりますが、動き出したくなるのは人だけではありません。

それは花粉です。

早い人は既にムズムズとなり始めていると聞きます。

まだ症状が出ていない方も、いまのうちから予防が大切です。

花粉症対策には腸内細菌が注目されていますね。

腸管免疫は最大の免疫器官ともいわれ、感染防御やアレルギーの抑制、がん治療薬の効きなどにも関わることがわかってきています。

今日は腸内環境とアレルギーの抑制について、触れたいと思います。

私たちの健康を支えるためには、カラフルなお花畑のような「腸内フローラ」=「腸内細菌叢」が重要です。

豊かな腸内細菌叢の中には、アレルギーを引き起こす誘因となる免疫細胞のバランスを整えるものがあります。

それは、乳酸菌・ビフィズス菌、そして酪酸菌です。

酪酸菌とは、腸に届いた食物繊維を発酵・分解して「酪酸」を作る細菌で、短鎖脂肪酸の一種です。

酪酸を作り出せるのは酪酸菌だけで、酪酸は腸内を弱酸性にすることで、腸内にある悪玉菌が発育することを抑制し、善玉菌がすみやすい環境を作るのに役立ちます。

また、腸内が弱酸性になることによって、カルシウムやマグネシウムなどのミネラルの吸収性が上がることも分かっています。

腸内細菌代謝物の酪酸は、 腸内を善玉菌が棲みやすい環境にし、腸内フローラを整えるだけでなく、大腸のバリア機能に必要な粘液の分泌を促して、アレルギーや過剰な免疫反応を抑制する「Tレグ細胞(制御性T細胞:regulatory T cell)」の産生を高める働きが確認されています。

このように短鎖脂肪酸(酪酸)は、大腸のエネルギー源として細胞に働きかけ、有害な菌の増殖を抑制したり、肥満予防や腸の炎症予防、免疫機能の調整など様々な健康効果で注目されています。

腸内の酪酸を元気にしておくのに効果的なのは、乳酸菌、ビフィズス菌とともに腸内細菌が利用できる発酵性食物繊維をしっかり摂っておくことです。

発酵性食物繊維とは、腸内細菌がエサとして利用できる食物繊維のことです。

当店では、これらの植物酵素やビタミンやミネラルを効率良く摂れる商品を複数ご用意しております。

アレルギー症状の改善は、腸内環境と深く関わっています。

それぞれのお客様に合った商品をお勧めしていますので、お気軽にご相談ください☺

                             嵐山店 ひかり

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